2019AW COLLECTION “STEAM,STEAM”について|デザイナーより

 

いよいよ店頭にも2019AWコレクションのアイテムが徐々に入荷してきています。

Milok直営店であるGOOD LOSERにお越し頂き接客させて頂ける方や、公式インスタグラム(@milok_official)にて不定期に配信しているインスタライブをご覧頂いている方には少しずつ今回のコレクションへのこだわりや想い、アイテムに関してをお伝えさせて頂いていますが、そうでない方にはなかなかお伝えする機会が少ないので、今回は2019AWコレクションに関して、少しお話ししようと思います。

 

 

“STEAM,STEAM”

改めて訪れたロンドンの壮大さを目の前にも、

足元に感じ取る地下鉄の蒸気からは

東京と変わらぬ温もりと安心感を覚える。

 

 

コレクションテーマには”STEAM,STEAM”を題しました。

何よりも今回は、”トラディショナルなスタイリングを崩した、リアルクローズ”というブランドのテーマを改めて強く意識し、私自身が「初めてロンドンの都会に触れた時の、壮大さや羨望関を。そして、その中にある安心感や懐かしさ、馴染みの良さ。」を思い返し、ブリティッシュトラッドとしてのロンドンを軸に、日本へのリアルクローズを追求しています。

 

 

そのような着想のもとで、コレクション全体やアイテム、コーディネートを考えて行った時に、素直に私自身が感じたことが、「追求しているリアルクローズというのは、アイテムの雰囲気やコーディネートだけのことなのだろうか?」ということでした。

これまでにMilokをご愛用頂いていた方ならお分かりの方も多いと思いますが、関税の影響や地域のアパレル工場の閉鎖、セレクトショップの廃業など様々な理由から弊社のアイテムはここ数年にかけて少しずつ値段が上がっていき、気がつけば限界値まで到達していたことは事実として私も受け止めていました。

しかしながら、Milokとして自慢を持ってご提案できる、各アイテムのパターンやシルエットへの追求や生地へのこだわり、他で探そうと思うと見つからないようなアイテムのラインナップなどの理由から、「こだわりの分、この値段でもお客さまにはきちんと伝わるはずだ」とどこか仕方のないこととして蓋をしてきていたように思います。

 

 

けれど、今回改めてブランドというもの、そしてMilokというものを再確認していった時に、私としてはまだまだ自分たちが追求することでお客さまにより満足して頂ける事があるのではないかと感じたのです。

そこで今回から着手した事がいくつかあるのですが、その上で1番大きいことの1つが、生産面の見直しでした。

これまではMilokと実際に服を縫って頂ける工場との間に、何社か中間業社が入っていて、それによってもちろんMilokとして行う生産面での作業はかなり負担が軽減されていましたが、その代わりに正当な中間マージンが発生している状況でした。もちろん、それはどんな業界でも正当な外注業務なので、悪いことは何一つありません。

しかし、「私たちと工場とがよりダイレクトに業務を行ったら、価格の面はもちろん、自分たちのものづくりへのこだわりや考えもよりダイレクトに伝わるのではないか」と思い、そこに着手した事による結果が出たのが今回の2019AWコレクションです。

 

 

もちろん、それにより私たちが行う業務量は増え、忙しい日々が続き、時には一部の業務に手が回らなくなりミスや失敗をすることもありました。

しかし多くの方々のご協力により、すでに今回のアイテムを店頭でもONLINE STOREでもご覧になって頂いた方はわかると思いますが、私が表現したかったクオリティと内容にて、各アイテムの値段がより”リアルクローズな”内容に設定されていると思います。

そうなると、「安い生地を使っているのでは?」とか「手抜きした部分があるのでは?」と思われる方も多いと思いますが、お見せできるならお見せしたいくらいに、各アイテムに使用している生地の値段や商品開発に費やした金額などは倍近く跳ね上がっています。さらに、生産工場に関してもより高いクオリティでの業務を依頼しています。

 

実際に、すでに入荷しているアイテムではTHE SHIRTやRESORT SHIRT、CHINOシリーズのパンツのように、海外の高級なインポート生地を使用できているアイテムが多いことからも、今回のコレクションで伝わってほしいことや感じてほしいことは表す事が出来たと思っています。

 

 

生産面のお話に集中してしまい、堅苦しい文面になってしまいましたが、価格面とその中での最大級のパフォーマンスに関しては本当に自信を持っているコレクションなので、是非皆さま店頭や各お取引先さま、そしてONLINE STOTREにお越しいただき、すでに入荷している商品から、これから入荷が続くアイテムに至るまで、Milokとしての息吹を感じて頂けたらと思います。

 

また次回、2019AWコレクションのことに関するお話の続きを近々させて頂ければと思います。

 

Koguchi

 

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